6年算数「分数のかけ算(分数×整数)」指導実践報告

スライドを使って高速指導

単元の導入の問題です。

〈問題〉

1dLで、板を7分の2㎡ぬれるペンキがあります。

3dLでは、板を何㎡ぬれますか。

もうこの問題を読んだ時点で、心のシャッターが下りる音が聞こえてきそうです。

何とかイメージをしてもらおうと、スライドを使って指導を進めていきました。

先生「次のスライドを見てください。↓」

先生「この文章を見て、どんなイメージした?こんな板とペンキを想像しましたか?↓」

子ども「うんうん。」

先生「単位をつけます。↓」

先生「どれだけペンキをぬりますか?」

前に来てぬってもらいます。

ちなみに、このスライドは、iPadのgoodnotesというアプリに取り込んでいます。

goodnotesは、作ったPDFファイルを取り込んで、それに書き込むことが可能です。

GoodNotes4 iPadで授業をするための必須アプリ!

子ども「こうかな?↓」

先生「そうだね。この文には続きがあって…。↓」

先生「こうなると、この文と絵の関係が合わないんだけど、どこだかわかる?」

子ども「ペンキが足りない!」

先生「そうだね。こうならないといけないね。↓」

先生「じゃぁ3dLでどれだけぬれるか見ていこうか。まず、1dL分。↓」

先生「2dL分。↓」

先生「3dL分。↓」

先生「答えがわかる?」

子ども「わかる!かんたん!」

先生「式として、どちらが正しい?↓」

子ども「Aに決まってるじゃん!」

先生「そうだね。式はどんな意味?」

子ども「1dLで7分の2㎡ぬれるペンキが3つある。」

先生「答えは?」

子ども「7分の6。」

先生「7分の2㎡が3つ分。同じものを3つ足すんじゃなくて、5年生らしい言い方ない?」

子ども「7分の2×3!」

先生「そうだね、かけ算を使うといいね。つまり、7分の2×3の答えも7分の6。」

先生「このかけ算の式を見て、どのように計算すれば、7分の6になるかな?」

子ども「分子に整数をかける!」

これで導入が終わりです。

高速授業でした。

ここまでの展開、かなりサクサク進んでいきました。

この後は計算ドリルをする時間もたっぷり取れました。

分数の計算は、どうしてもイメージがわきにくい中、このスライドが少しでも役に立ったのではと思います。

ご意見頂ければ幸いです。

↓今回使ったスライドはこちら!↓

2019分数のかけ算導入スライド

計算ドリルは全員が満足する使い方で。

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