えんぴつの持ち方を考える・第5回「3本指の動かし方」

3本指のそれぞれに、得意な線がある。

今回は、運筆についてです。

これまでの記事で、文字は薬指・小指を固定し、残りの3本の指で書くことを紹介しました。

えんぴつの持ち方を考える・第4回「3本指での持ち方」

そして、文字はたて線・横線などで形作られていますが、それらを書く時に得意な指が存在します。

たて線を書く時は、人差し指を使う。

えんぴつを持つ時、そえるだけだった人差し指は、たての線を引く時に使います。

人差し指でえんぴつを手前に引いて線を引きます。

まっすぐの線がぶれないように、親指と中指でやさしくカバーします。

人差し指の位置に注意!

人差し指を使ってたて線を引くには、人差し指が親指の位置より前に出る必要があります。

よく、えんぴつの持ち方で「人差し指は親指より前に出す」と説明がかかれてありますが、その理由がこれです。

人差し指を親指より前に出さないと、人差し指でたて線を引くことができません。

手首の角度も重要

手首が寝たままでたて線を引くと、人差し指をうまく使って線が引けません。

それに、変に力も入ります。

人差し指は、指の中で一番器用な指です。

人差し指を生かしてまっすぐ線がひける角度まで、手首を起こします。

横の線を引く時は、親指を使う。

親指は、横の線を引く時に使います。

親指でえんぴつを「クッ」って押すイメージでしょうか。

押すためには、親指に少し角度があった方がいいように思いますが、人それぞれかもしれません。

下から上の線は、中指を使う。

中指は、下から上の線を引く時に使います。

えんぴつを押し上げるイメージでしょうか。

ゆっくり練習。

それぞれの指を意識しながら線を引くことは、容易ではありません。

「えーっと、次は横線で次はたて線で…。」

と、混乱している間に力が入ってしまい、指を全て固定して字を書いてしまいます。

はじめはゆっくり。

そして、3本指で線を引く気持ちよさを味わいます。

参考ホームページ

ペン字いんすとーる ペンの正しい持ち方と矯正方法【ペンだこが出来やすいひとへ】

えんぴつの持ち方を考える・第6回「手首の角度と姿勢の関係」

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