3年国語「しりょうから分かる小学生のこと」指導実践

読み取った資料を相手にわかりやすく伝えるといった、プレゼン力をつける単元です。

なかなか難しい単元です。

※導入についての記事をアップしました!

↓こちらからどうぞ!↓

3年国語「しりょうから分かる小学生のこと」導入その1

子どもたちがやること

  1. 資料を読み取り、「分かったこと」と「考えたこと」をまとめる。
  2. 下書きをもとに原稿を書く。
  3. 原稿をもとに、読み取った資料について発表する。

いきなりは難しいです。なので、原稿を書く練習をしてから進めていきたいと思います。

以下、実践報告です。

読み原稿に何を書くかの練習をする

読み原稿を書く練習として教科書の例を参考に、穴あきのワークを作りました。

しりょうからわかる小学生のことワーク  ←こちらからどうぞ

最低限書かなければいけないことや、資料について読み取ったこと(わかったこと)と考えたことを埋められるように作りました。

これを穴埋めし、読み原稿の型を覚えて、何を書けばよいか感覚的にわかるようにしたつもりです。

別の資料で実際に読み取る練習をする

資料の読み取りも、別の資料で練習します。

ここでは、下の資料を使ってみました。

2017火災件数  ←こちらからどうぞ

分かったこと、考えたことを書いていきます。ていねいに扱わないと、子どもたちはこの2つを混同してしまいます。

この資料から読み取れること

 

分かったこと(例)

  • 1月から3月にかけて火災が増えている。
  • 4月は減ったが、5月はまた増えている。
  • 12月は、また増えている。
  • 7月から11月は火災の件数は1件。

考えたこと(例)

  • 冬に火災が多いのは、乾燥しているから。
  • 冬に火災が多いのは、暖房器具を使っているから。
  • 全体では火災は少ないと言っていい。

全体で確認していきます。

資料を決めて、読み原稿を書く

さて、ここから個人で実際に原稿を書く時間になります。

まず資料を選びます。教科書の資料もよいのですが、少し面白みにかけるので、いくつか資料を用意しました。

  • 小学生の嫌いな食べ物ランキング
  • 100年間の子どもの平均身長の推移
  • 子どものなりたい職業ランキングの現在と過去

これなら分かったことや考えたことが、ある程度かけるのではと考えて用意しました。もっとあればよいのですが…。この資料から選び、教科書の例文を参考に原稿を書いていきます。

こちらの資料については、お問い合わせください。

原稿用紙にひと工夫

下書きで合格をもらったら、原稿用紙に書いていきます。

原稿用紙は読み原稿となるので、原稿の間に読む時の注意などを書いていきます。

「少し間を開ける」

「資料を指差す」

「ゆっくり言う」

など、いろいろ書き込みをしていました。

あとは、発表してもらいます。

まとめ

この流れでいくと、子どもたちからもあまり質問もなく書き進めて言っていました。ということは、一定の理解があったのではと思います。

もちろん書いた原稿の中には短い文章のものもありますが、流れに沿って書けていたら、ひとまずオッケーだと思います。

同じ資料でも考えが違うので、発表を楽しんで聞いていました。

ご意見頂ければ幸いです。

↓資料の追加情報です↓

3年国語「しりょうから分かる小学生のこと」資料探し

3年国語「しりょうから分かる小学生のこと」原稿を書いています。

3年国語「ありの行列」指導実践その1 科学読み物の構成を読み解く

1 COMMENT

田村

初めまして。コメント失礼します。
小学校の教員をしています。
3学期にこの単元で、研究授業を行います。
上記にある資料を参考にさせていただきたいのですが、
データを送っていただけますでしょうか?
突然申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。

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