よい聞き手になる練習をする
第1時では、「よい聞き手とは」を考え、確認しました。
第2時では、第1時で学んだことを使って、スピーチを聞いてみることにしました。
では、実践報告です。
話の中心はどこにあるのかな?
先生「よい聞き手になるには、『話の中心に気をつけて聞く』とあったけど、スピーチの中の中心ってどこだろう?スピーチって、3つの作りからできていたけど、覚えてるかな?」
子ども「はじめ・なか・おわりです。」
先生「それぞれの役割を知ってる?」
子ども「はじめは、これからどんな話をするか紹介するところ。なかは、話を詳しく説明するところ。おわりは、まとめや感想をいうところです。」
2年生で、文章の構成をしっかり習っていました。
先生「じゃあこの文章の『はじめ・なか・おわり』はどこだろう?」
テレビにうつします。
教科書は質問や感想の答えが出ているので、オリジナルのスピーチ文を作りました。
今回は、私がスピーチ文を読みました。
そして、「はじめ・なか・おわり」を確認します。
先生「話の中心はどこに書いてあるだろう?」
子ども「『なか』です。」
先生「そうだね。特に『なか』に注意してスピーチを聞くといいね。」
くわしく知るための質問を考える。
先生「前回の授業で、『話し手が話したいことにそった質問や感想をいう』こともよい聞き手の条件だったよね。さっきのスピーチをもう一回言うので、『なか』に注意しながら聞いて、質問を考えてみてください。」
テレビを消して、もう一度読みました。
そのあと、ノートに書かせて、考えた質問を発表してもらいます。
子ども「ネコが日本に渡ってきたのは、いつ頃ですか。」
子ども「神さまになったねこの姿は、どのような姿ですか。」
先生「いい質問ですね。このように、話の内容にそった質問で、よりねこのことについてくわしく知ることができますね。」
と、いい質問を見つけてほめていきました。
よい質問の条件を考える。
先生「質問で、『いつごろですか』だけだったらどうだろう?これはいい質問?」
子ども「悪い質問です。」
先生「何で?」
子ども「『何が』いつごろなのか、はっきり聞かないと伝わらない。」
先生「そうだね。一度で伝えられるような質問をしないといけないね。」
自分に引きつけた感想を言う。
先生「次は感想を考えていきます。ただ言うのではなく、自分のことと比べて感想を言うようにします。」
子ども「どういうこと?」
先生「ねこが好きなら、『私はネコが好きなのですが…』ではじめてみます。嫌いなら、その逆。」
と、少しヒントを与えて考えてもらいました。
子ども「ぼくもねこが好きなのですが、エジプトから世界に広がったのは知りませんでした。」
子ども「私は、ねこのことはあまり知らなかったのですが、エジプトの神さまだったと聞いて、少し興味を持ちました。」
最後は、教科書の例文を確認しました。
次回は
このあとは、自分でスピーチを考え、発表の準備に取りかかります。
本番は、みんな前に出て発表してほしいところですが、時間がかかりそうなので、班で発表し合うことになりそうです。
その時は、評価をどうするか…。
ご意見聞かせて頂ければ幸いです。
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初めまして。臨採を経験して今年の4月から初任で働いている者です。
こちらのサイトはとても勉強になりました。
子供たちが退屈しない国語の授業をしたいと考えていたところで、
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