6年国語「熟語の成り立ち」指導実践 熟語を楽しく指導!参観にも最適!

では指導実践です。

教科書の流れだと、淡々と説明して終わりそうなので、少しだけドラマチックに(?)指導できたらと思います。

↓黒板に「1」と「2」を書きます。

↓先生「う〜ん、『寒冷』はこっちだなぁ。」

↓先生「『親子』はこっちかな?」

↓先生「そして、『禁止』『古今』は、こうなるかな」

なんて、いいながらパネルを貼っていきます。

↓さらに、淡々と貼っていきます。

子どもたちもザワザワ。先生何してんだろうと思っています。

先生「先生は、何で区別してわけているでしょう?」

ペアトークなどで相談させます。

↓正解は、1が似た意味の漢字の組み合わせ、2が意味が対になる漢字の組み合わせです。

先生「熟語はこのように、組み合わせに関係があります。今日は、熟語の成り立ちについて勉強していきます。」

↓先生「別の成り立ちを見ていきます。」

といって、3に「山頂」、4に「洗顔」を貼ります。

もう、子どもたちはどんな成り立ちかを考えています。

他の漢字を貼るたびに、「3だ3!」とか「4でしょ!」など聞こえてきます。

↓結果がこちらです。

3が上の漢字が下の漢字を修飾する組み合わせ、4は、「〜を」「に〜」にあたる意味の漢字が下にくる組み合わせです。

3は下の漢字が名詞、4は上の漢字が動詞という違いがありますね。

クイズコーナー

こうして、1〜4が出そろったところでクイズをしていきます。

1なら「道路」「岩石」

2なら「開閉」「遠近」

3なら「強風」「黒板」

4なら「帰宅」「消火」

などを出題します。

「このパネルは何番になるでしょう?1番だと思う人?」

みたいな感じで手をあげてもらいます。

「玉石」は何番?

最後に「玉石」を出題します。

すると、子どもたちは「玉のような石」と予想し、全員3番に手をあげます。

しかしここで

先生「全員アウト〜!」

子どもたち「ええ〜!」

驚きの声が教室に響きます。

先生「玉石は『玉のようにすぐれたものと、石のようにつまらないもの。』という意味です。つまり、正解の番号は…」

子ども「2番か〜!」

と、ちょっとした驚きを持って終わることができました。

このあとノートにまとめます。

ノートにまとめます。

パネルを外し、

先生「1にはどんな漢字がありましたか?」

など聞いて、答えてもらいながら進めていきました。

考える場面あり。

ペアトークの場面あり。

授業に参加する場面あり。

手を挙げて発表する場面あり。

ノートに書く場面あり。

参観でもいけそうな授業展開です!

ご意見頂けたら幸いです。

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