4年算数「面積 導入」指導実践 じん取りゲームから考える。

では指導実践です。

教科書のじん取りゲームで考えます。

先にじん取りゲームをするのではなく、先にこの図から面積を知ったあとで、じん取りゲームに進みます。

実践ではこの図を少しアレンジして、下のようにそれぞれの色の大きさだけが分かるようにしました。

先生「どの色が一番広いと思う?」

子どもたちにアンケートをしました。

一番広いのは赤なのですが、青と緑に票が多く集まりました。

先生「↓じつは、こんなパネルで敷き詰めています。」

先生「何種類のパネルがある?」

子ども「4種類かな。」

下のようなパネルがあることを確認します。

先生「それぞれの色に、そのパネルがどれだけあるんだろう。」

↓調べます。

↓ちなみにこの問題、どれもパネルの枚数が7枚です。

先生「どれも同じ枚数だから同じ広さかな。」

子ども「パネルの大きさや枚数が違うからそれはない!」

なんてやり取りがありながら、どれが広いか考えていきます。

「特大があって大も2枚あるから赤」

「特大はないけど、大があって中が4枚もあるから緑」

いろんな意見がでました。

先生「同じ広さのパネルでしきつめてくれたらラクなのにね〜」

なんて助け船を出すと、

子ども「小を基準にすればいいんじゃない?」

とつぶやいてくれた子がいました。

子ども「中は小の2つ分、大は3つ分、特大は4つ分だから、全部小になおして数える。」

↓ということで、なおして数えました。

赤16枚、青15枚、黄色12枚、緑13枚で、一番大きいのは赤ということがわかりました。

先生「今回のように、広さはある広さを基準にして、それが何枚あるかで表していきます。」

このあと、「広さは面積という」「基準は1平方センチメートル」などの言葉を押さえました。

このあと、教科書の巻末にあるじん取りゲームをします。

それぞれのパネルの広さがわかっているので、勝ち負けもわかって盛り上がります!

ゲームが終わったあとに自分が何㎠とったかを言わせると、より単位に慣れていくのが早いと思います。

ご意見頂けたら幸いです。

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