わる数もわられる数もだいたいの数にして見積もる
教科書では「かりの商」をたてたとき、以下の想定をしています。
・商がばっちりたてられる
・商が大きい
・商が小さい
・商をたてられたが、小さすぎる
「東京書籍」の教科書では「かりの商」をたてるとき、わる数だけ見当をつけますが、わられる数も見当をつけるととてもらくです。
ただそうした場合、教科書を進めていくにあたって不都合な問題もあるので注意が必要ですが、商をたてるのが早くなると思います。
教科書にもアドバイスとして、わられる数とわる数の両方に見当をたてることも書かれてあるので問題ないと思います!
では、指導実践です
2けた÷2けたは、だいたいの数にして見積もることを練習します。
問題は解きません。見積もるだけです!
見積もった数が間違ってもいいです。とにかく見積もります。
先生「↓2けた÷2けたのわり算はだいたいの数にして見積もってから計算します。これは、だいたい何十÷何十にしようかな?」
こども「80÷20」
先生「そうだね、一度それで4を立ててみます。」
はじめは、一度計算します。
先生「計算できました。このように、一度何十÷何十にすると、商をたてやすいね。今日は、この見積もる練習をしてみます。」
そこで、スライドを使ってテンポよく進めていきます。
先生「↓これは?」
子ども「60÷30」
先生「そうだね、でも68だから60というよりは70」がいいかもね。」
先生「↓これは?」
子ども「100÷30」
先生「↓これは?」
子ども「う〜ん、どっちだろ?」
先生「45の5は、40に近いか50に近いかびみょうだね。そんなときは、どちらでもいいよ。見積もるのに間違いはありません。」
といいながら、ポイントを押さえて見積もりの練習をしていきます。
この後の授業がスムーズ!
わられる数とわる数の両方に見当をたてると、かりの商を立てるときにほぼまちがいがなくなるので計算が早くなります!
ご意見いただけた幸いです。