指導の反省
先日、三角形の面積を指導しました。
教科書と同じ図形をもとに、
「三角形の面積を求め方を考えてごらん。」
と指導したのですが、
うーん、イマイチ!
子どもたちもいろんな形に変えて面積を求めてくれましたが、意見をまとめるのが大変でした。
ここが自分にとっての課題だなぁ。
こうすればよかった
平行四辺形の面積の求め方を指導した後に、三角形の面積の求め方に進みました。
授業をしたあとで思ったこと。
求め方を考えさせるのもいいのですが、せっかく平行四辺形を学んだので、「底辺×高さ」を生かした授業にしてもよかったなと思いました。
こういった既習事項をもとに授業を組み立ててれば、子どもたちの理解もより深まったのではと思います。
5年生では「平行四辺形」「三角形」「台形」「ひし形」の4つの面積の求め方を考えます。
毎回「面積の求め方を考えなさい」よりも、ちょっとずつアプローチを変えて授業を展開する方が、子どもたちにとっても新鮮かもしれません。
考え過ぎかもしれませんが…。
次、授業をするなら…。
もし、今度三角形の面積を求める授業をするなら、こんな展開で進めてみたいです。
先生「底辺×高さで、何の面積が求められるんだったっけ?」
子ども「平行四辺形。」
先生「その半分で三角形の面積が求められるんだけど、どういうことだろう?」
平行四辺形の図を渡して考えさせます。
きっと、1本線を引いて平行四辺形を2つに分けるはずです。
次に、三角形の図形を渡し、
先生「この三角形が、平行四辺形の半分だということを証明できる?」
すると、今度は下の図のように平行四辺形を描いてくれるはずです。
先生「じゃあ三角形の面積を求める式は、どのようになるかな?」
子ども「底辺×高さ÷2!」
そのあと、いろんな三角形の底辺と高さを確かめたり、それをもとに平行四辺形の形がつくれたりするかどうかを確認します。
そうすれば、平行四辺形の半分の面積で求められることも、より印象づけられたのではと思います。
スピーディな展開になりそうなので、この1時間で練習問題もたっぷり取れたかもしれません。
そして、指導の仕方によっては、高さが外にある三角形の面積の求め方も一気にいけるかも…!
また5年生の担当になったら、一度この反省をもとに授業にチャレンジしてみようと思います。
ご意見頂けたら幸いです。
↓今回使った平行四辺形と三角形の画像はこちらから↓
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