小学校「個別最適化」をICTで進めるには・本当の算数の時間の在り方とは①

問題解決学習よりテンポを重視し、演習の時間を増やす。

これは一意見ですので、ご参考に。

算数は問題解決中心に進めることも多く、「問題解決じゃないと考える力がつかない」と言われることも少なくないです。

しかし、一方で「授業の間延び」を起こしていることも多く、時間がもったいないこともしばしば。

そして、ICTも導入され、個別最適化の授業を求められます。

45分の授業で問題解決学習と個別最適化学習を両立することは困難だと思います。

そして、両立するには授業時数もたりなくなってくると思います。

そうなると、「宿題で続きを」なんて無責任なことが起こってくるかもしれません。

授業は45分で完結

45分で指導し、演習まで行うことが本当の授業の在り方だと思います。

宿題で授業の補填するのはタブーです。

授業時間内でそれぞれの子どもに力をつけるための個別最適化であり、ICT導入だと思っています。

これまで以上に時間がかかるのであれば、それは個別最適化でもなく、ICT導入の意味もないのではと思います。

授業はテンポが大切

教えることは教える。

それをふまえて考える。

そして、演習でたっぷり練習する。

これが45分の理想の使い方です。

そのための個別最適化・ICT導入なら賛成です。

演習の時間がたくさんあれば、個別に対応もできます。

もちろん、問題解決学習にICTを導入することで、意見の活発化と時間短縮も可能かもしれません。

もともと授業はシンプルに進めることが大切だと思っています。

本時のまとめは、後半だと思っていませんか?

私は序盤、中盤で出します。

本時の伝えたいことを指導して、すぐまとめ。

そのあとは、ひたすら練習問題。

計算ドリルも授業中に行います。

時間内に終われば、子どもも教師も幸せです。