3年算数「表とグラフ」導入の実践報告(指導の流れ) その2

3年算数「表とグラフ」導入の実践報告 その1の続きです。

前回のその1の続きです。本時の流れの4〜6を説明していきます。

本時の流れ

  1. めあてを持つ。
  2. 紙に書いてある資料を整理する。
  3. 口頭で伝えた資料を整理する。
  4. 「正」の字で整理するよさを知る。
  5. 練習
  6. まとめ

では実践報告です。

4.「正」の字で整理するよさを知る。

今回は、「正」の字を使って整理する子が何人かいたので、そこから広げていきますが、もし出ていなかったら、こちらから「『正』の字で数える方法知ってる?」と言って、教える予定でした。

先生「何人か『正』の字で整理している子がいたけど、どういうこと?誰か説明できる子いる?」

児童「一画ずつがひとつという意味だよ。」

先生「なるほど。」

先生「1画目はひとつ、2画書いたら2つ、3画書いたら3つ…。ということだね。じゃあ、どうやって使うの?先生が商品を読み上げるから、誰か前にきて黒板にやってもらえるかな?」

という流れで全体で使い方を確認します。

先生「なるほど、こうやって使うんだね。じゃあ読む練習をしてみるよ。」

フラッシュカードで確認します。

 

先生「これは?」 児童「4」

 

先生「これは?」 児童「7」

 

先生「これは?」 児童「11」

 

先生「これは?」 児童「15」

 

先生「どうしてそんなに速く読めるの?」

児童「5ずつでまとめられているからだよ。」

先生「なるほど!でも、他に5画の漢字があるよ。『母」とか『写』とか『冬』とか…。」

児童「『正』は、まっすぐな線で書けるから楽!」

先生「なるほどね〜。他にいいところある?」

◯と比べて場所を取らないことを出してほしいですが、出なかったのでこちらからヒントを出します。

先生「こう比べると、どう?」

児童「あ!場所を取らない!」

先生「『正』の字は、昔から日本で整理するときに使われていたものです。考えた人はすごいね。」

ここまでくると、みんな「正」の字すごーい!というテンションになっていました。

 

5.練習

先生「そしたら、せっかくなので『正』の字を使って次の資料を整理してみようか。次は『7月1日に売れた商品』です。読み上げますよ〜。準備はいいですか〜。」

すると、子どもからこんなつぶやきが・。

児童「7月だからかき氷が多くなるんじゃない?」

児童「先生!ソフトクリームもありますか?」

ソフトクリームは用意してなかったのですが…。

先生「…それはお楽しみです!」

読み上げた7月1日の売れた商品

最後は「ソフトクリーム」も入れました。子どもたちも大喜びでした。

読み上げの途中(5〜6こあたり)で、「となりであってるかどうか確認して」と、一度確認を入れてもいいかもしれません。

そして、最後に売れたものの数を確認します。

 

6.まとめ

最後に整理したものを表にします。

先生「表を見て、何か気づくことある?」

児童「5月はたこやきが一番売れたけど、7月はかき氷が一番売れている。」

児童「夏は暑くなるからかき氷が多くなった。」

児童「逆に暑くなると、たこやきなどの熱い商品は売れなくなる。」

先生「表にまとめると、いろんなことがわかるね。」

 

先生「今日学んだことをまとめます。何かありますか?」

児童「『正』の字を使うと、速くてまとめやすい。」

児童「表にすると、何が売れたかがすぐわかる。」

先生「では、その二つの意見をまとめにします。」

これで授業が終了です。

 

最後に

今回たこやき屋の設定にしたのは、いくつか資料を扱う中で、関係を持たせたものにしたかったことがひとつです。その中で、子どもたちに資料をまとめる意味や便利さを伝えられたらと思いました。

途中、子どもたちも次の月は何が売れるか予想しながら整理している子もいました。少なからず効果はあったように思います。

あと、少し時間に追われました。3つの資料を扱うのは少し大変でした。

ご意見いただければ幸いです。

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