少しでも辞書を引く楽しさを持ってもらうために
漢字辞典には、漢字についてあらゆる情報が載っていますが、成り立ちは特に興味を引くものがあります。
「漢字辞典を引いて、成り立ちが知りたい!」
と思ってもらえる簡単な授業を考えてみました!
では、指導実践です。
↓先生「日という漢字。ある形をもとに作られました。何かわかるかな?」
↓先生「そう、太陽です。」
↓先生「それをこんな簡単な形に置き換えて…」
↓先生「『日』の完成です!」
先生「このように、漢字はある形や記号をもとに作られたのものがたくさんあります。他にもいくつかみていきますね。」
↓先生「山の漢字です。何のこの3つの縦線は何を表しているんだろうね。」
↓先生「そう、山です!」
↓先生「それをこんなかんたんな形にして…。」
↓先生「漢字になりました。」
↓先生「これは、何の漢字になると思う?」
これは、「城」という答えがたくさん返ってきました。でも、ちがいます。
↓先生「このお城から、『高』という漢字が生まれました。なんとなく『高』ににてるでしょ?昔の人はその形から様子を表す漢字を作ったんだね。」
↓先生「じゃあ、これは何だと思う?」
↓先生「これは、ニンテンドースイッチです!今なら、こんな漢字も作られるかもしれないね。」
なんて、ちょっと冗談をいれながら進めていきました。
より知的に進めていく。
↓先生「『人』の足の部分は、何を表していると思う?」
「足」という答えがかえってきましたが、ちがいます。
↓先生「実は、『人』は人を横からみて作られた漢字だそうです。」
↓先生「人が大きく手を広げています。何だと思う?」
↓これはすぐにわかりました。「大」です。
↓先生「ちなみに、『大』によく似た『犬』だけど、この点は何だと思う?」
↓先生「この点は、犬の耳だそうです。」
先生「『犬』の漢字は『大』がもとに作られたものではなく、犬の形からできたのですね。」
↓先生「人が地面に立っています。これから何の漢字になったと思う?」
↓先生「そうです。『立』です。」
↓先生「ちなみに、立っている人が並ぶと…。」
↓先生「『並』という漢字になります。これは6年生で習いますが、工夫されているね!」
↓先生「人の上に記号がつきました。何の漢字になると思う?」
↓先生「そう、『天』です。すばらしい発想!」
↓先生「地面から、芽が出てきます。これは?」
↓先生「そう、『土』です。」
↓先生「それがどんどん成長していくと…。」
↓先生「『生』になります。感動ですね!」
先生「このように、漢字にはいろいろな成り立ちがあります。漢字辞典を引くと、まだまだたくさんの成り立ちが載っているので、いっぱい辞書を引いてみてくださいね!」
少しは漢字辞典を引く興味づけになったのではと思います!
スライドはこちらで提供しています。よかったらご利用ください。
キーノート版とパワーポイント版があります。
↓サンプル動画はこちらです。
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