授業に集中できない子どもが増えている。
パンダ座りの子がいませんか?
体を支える筋力がないために、このような姿勢で座ることになります。
この座り方だと、椅子に長時間座ることができず、集中して授業を受けることができません。
さらに、口も空きやすくなるので、口呼吸になりやすく、適切な呼吸もしにくくなるそうです。
世の中が便利になりすぎて、体を動かす機会が減ってきたために、生じてきた問題。
そう教えてくれたのは、関西国際大学教育学部教育福祉学科教授の中尾繁樹先生。
先日、先生のお話を聞く機会がありました。
もう、目から鱗でした。
鉛筆を正しく持てない原因は?
鉛筆の持ち方が治らない子に
「正しく持ちなさい!」
と指導しても、治らないことがあります。
それも、体幹が整っていないから自然と変な持ち方になるのだそうです。
今の子どもたちが不器用だったり、姿勢が保てなかったり転びやすかったりするのは、それぞれの成長過程でつけるべき筋力がついていないことも原因の一つだそうです。
↓参考になるブログがあったので、紹介しておきます↓
ということは、ちゃんと体を支えるための筋力がついているのなら、自然と正しい持ち方になるということになります。
三角鉛筆や矯正器具などを試す前に、体幹を見つめ直すことが大切なのですね。
そして、体幹がちゃんとついているのなら、
「集中しなさい!」
「姿勢を正しくしなさい!」
「鉛筆を正しく持ちなさい!」
などの注意も減ということになります。
さらには、適当な指導案でも子どもたちは集中してくれるはずです(←これはいけませんね…。失礼しました)。
まずはストレッチを
便利な世の中になって、体を動かす機会が減ったのはしょうがないとして、かわりに毎日ストレッチを行うことを中尾先生から教えていただきました。
即効性はありません。日々、時間をとって行うことが大切だそうです。
スクワットや、片足バランスなど、体幹を意識したストレッチを毎日行います。
本校でも、早速取り入れています。
体って本当に大切だと感じた中尾先生のお話でした。
ストレッチから、落ち着いて学習できる環境をつくっていこうと思います。