「こまを楽しむ」の前座?
3年初めての説明文です。
「こまを楽しむ」の前に、この「言葉で遊ぼう」で説明文に慣れさせるのが、教科書のねらいでしょうか。
ただ、内容もなかなか難しく、音読もかなりの難易度です。
さっと終わって「こまを楽しむ」にいきたいところですか、そうもいきませんでした。
では、実践報告です。
説明文のおさらい
まずは、説明文のおさらいをしました。
- 説明文は、あるものを説明している文章
- 説明文は「はじめ」「なか」「おわり」で組み立てられていること。
- 「はじめ」は、これからどんな話をするか紹介するところ。「なか」は、話を詳しく説明するところ。「おわり」は、まとめや感想をいうところ。
「言葉で遊ぼう」の前座、「遊園地で遊ぼう」
次に、本文に入る前に「遊園地で遊ぼう」というオリジナル説明文を作る作業をしました。
実際に書いた方がわかりやすいと思ったからです。
「はじめ」を考える
先生
「今から『遊園地で遊ぼう』という題で、説明文を書きます。
乗り物を紹介していきたいんだけど、どんな『はじめ』がいいかな?
子ども「今から遊園地の乗り物について紹介します。」
先生「いいはじまりですね。でも、今日は別のはじまり方を紹介します。」
子ども「何だろう。」
先生「読んでいる人に問題を投げかけるようなはじまり方です。例えば、『遊園地にはどのような乗り物があるのでしょうか。』みたいな感じ。」
先生「こんな風に聞かれると、読んでいる人はどう思うかな?」
子ども「読みたくなる!」
先生「そうだね!答えが知りたくなるよね。このように問いで始まることがよくあります。」
新しい言葉です。全員で確認します。
この後、例えをいくつか出しました。
マクドナルドにはどんなハンバーガーがあるのでしょうか。
ドラえもんはどんなひみつ道具を持っているのでしょうか。
スーパーで働く人は、どんな仕事をしているのでしょうか。
先生
「こんな風に問いではじまると、ワクワクしますね。」
問いだけだと、文章が成り立たないので、「遊園地にはいろいろな乗り物があります。いったい遊園地にはどんな乗り物があるのでしょうか。」と、補足しました。
「なか」を考える
先生
「中で乗り物を説明していきます。どんな乗り物を紹介したい?」
子ども「ジェットコースター!」
子ども「コーヒーカップ!」
子ども「観覧車!」
先生「じゃあ、この3つにしようか。」
先生「問いに対して、3つの乗り物が出てきたね。今回『なか』はの役割は、何て言えばいい?」
子ども「答え。」
先生「その通り!『なか』で問いの答えを書いていきます。」
たとえるなら
マクドナルドならハンバーガー、チーズバーガー、ビッグマック。
ひみつ道具ならタケコプター、どこでもドア、スモールライト。
先生「3つ書いたけど、少しさみしいね。」
先生「さすがにどんな乗り物か、詳しく書かないとね。ジェットコースターならどんな説明をする?ためしに先生が書いてみますね。」
高いところからスピードを出して落下し、カーブを曲がったり宙返りをしたりします。
先生
「このあと、乗るとどんな気分になるか書きたいけど、何かない?」
子ども「乗ると、スリルを味わえます。」
先生「なるほど!いいね!」
といった感じで、子どもたちとやりとりしながらコーヒーカップ、観覧車も続きます。
終わりを考える
先生
「最後は『おわり』です。『おわり』の役割は2つありましたね。」
子ども「まとめと…」
子ども「感想!」
先生「そう!まとめだけの時もあるけど、感想を言う時もあります。」
ということで、子どもたちと「おわり」についてまとめました。
最後に
子どもたちと楽しくワークシートをうめていきました。
ただ時間もギリギリ。少しかけ足で進めたところはあります。
次の時間は、いよいよ「言葉で遊ぼう」に入ります!
次回に続く!
ご意見頂けたら幸いです。
https://kuronekoneko.com/kotobadeasobou2/