4年算数「倍の見方」指導実践その2 比べられる量を求める

↓前回の倍の見方の第一時の記事です。↓

4年算数「倍の見方」指導実践その1 5年「分数倍」「小数倍」「割合」につなげるために。

「倍の見方」の第2時。では指導実践です。

問題です。

子どものキリンの身長は180cmで、親のキリンの身長は子どものキリンの身長の3倍です。

親のキリンの身長は何cmですか。

この問題を、前回の第一時でも行ったように、以下のことをおさえながら進めていきました。

・登場するものは2つで、それらが比べ合っていることを知る。

・その2つの関係を整理する。

・2つの関係を数直線で表す。

登場するものの関係を整理する。

第一時同様、この問題に何がでてきて、その関係がどうなっているかを整理していきます。

先生「この問題で、何と何がでてくるかな。」

子ども「親のキリンと子どものキリン。」

先生「それぞれの身長はわかるかな。」

子ども「子どものキリンは180cmで、親はわからない。」

先生「そうだね。だから□cmにしておきます。これを求めるんだね。」

先生「親のキリンは何の何倍?」

子ども「子どものキリンの3倍」

親のところに3倍だけでなく、子どものキリンの3倍と書くことで、親と子、どちらに書けばよいか迷わずにすみます。

先生「じゃあ、こどものところには…。」

子ども「1倍!」

先生「そうだね。基準(もと)となる1を書きます。」

前回は何倍かを求めましたが、今回は比べるものの身長を求めます。

これで、関係の整理ができました。

数直線で表す。

関係ができると、それをもとに数直線で表していきます。

常に1を基準に考えます。そうすると、数直線から式を導くのがラクです。

式は180×3。答えは540です。

このあと、ワークシートで類似問題をして終了しました。

ワークシートはこちら!

ご意見頂けたら幸いです。

その3に続く!

4年算数「倍の見方」指導実践その3 もとの値を求める