4年算数「倍の見方」指導実践その3 もとの値を求める

では、指導実践です。

倍の見方も第3時です。

今回は、もと(1)の値を求めます。

問題です。

親のヒョウの体重は、子どものヒョウの体重の6倍で、72kgです。

子どものヒョウの体重は、何kgですか。

これまでの第1・2時のように、登場するものの関係を整理していきます。

先生「何が出てきますか?」

子ども「親のヒョウと子どものヒョウ」

先生「それぞれの体重は?」

子ども「親は72kg、子どもはわからない。」

先生「わからないときは、何を書きますか?」

子ども「□!」

先生「何倍かの関係はわかる?」

子ども「親は、子どもの6倍。」

先生「じゃあ、子どもは?」

子ども「1倍(もと)!」

これで、関係が整理できました。あとは、今まで通り数直線に表すだけです。

このあと、ワークシートで確認です。

ワークシートはこちら!

今後、繰り返しが必要。

今回、倍の見方を指導して思ったことは、これを忘れないように繰り返しの指導が必要だということです。

今後、5・6年の小数倍、分数倍などに同じような形で問題が出てきます。

4年の倍の見方は、整数だからなんとなくで計算できます。

しかし、数が小数や分数になったらそうはいきません。

それがかけ算なのかわり算なのかさえわからなくなります。

今回の指導が、今後の子どもたちへの手助けになればと思っています。

ご意見いただけたら幸いです。