「わり算」第2時です。
前回の導入で
12このクッキーを3人で同じ数ずつ分けると、1人4個ずつになる
ということを
12÷3=4
という式で表すということを指導しました。
前回の記事はこちらからどうぞ↓
第2時では、その意味の定着と、答えの見つけ方を目標に指導していきます。
では実践報告です。
「20個のアメを5人で同じ数ずつ分けたら、1人は4個になった」を式に置きかえる。
先生「今日は、前回習ったわり算に慣れるとことがめあてです。」
今回は、繰り返し問題を解きながら、わり算の意味の定着と答えの導き方に気づいてもらえたらと思います。
最後に板書計画を載せておきますので、そちらもご覧下さい。
先生「今から先生が言う言葉を、わり算の式に置きかえてください。」
と言って、
先生「20個のアメを5人で同じ数ずつ分けたら、1人は4個になった。」
という問題を出します。
先生「式にすると、どうなったかな。」
子ども「20÷5=4です。」
先生「単位をつけるとどうなる?」
子ども「20(個)÷5(人)=4(個ずつ)」
さらに同じような問題を式に置きかえる。
2問目も同じような問題を出します。
先生「14個のビー玉を2人で同じ数ずつ分けたら、1人7個になった。」
子ども「14(個)÷2(人)=7(個ずつ)です。」
3問目も
先生「24枚の折り紙を4人で同じ数ずつ分けたら、1人6枚になった。」
子ども「24(枚)÷4(人)=6(枚ずつ)です。」
同じような問題を式に置きかえることで、わり算の式の意味を理解させます。
答えを考えてもらう。
先生「次は、ちょっと難しいよ。いじわるします!」
というと、「え〜〜!」という反応!
先生「15個のクッキーを3人で同じ数ずつ分けると、1人はほにゃららになった。」
子ども「え?なんて?」
子ども「わかった!」
いろんな反応がありました。
先生「答えがわかる人。」
子ども「5です。」
ここで答えがわかった子は、8割くらいでしょうか。
以下、繰り返して問題を出します。
先生「18本の鉛筆を2人で同じ数ずつ分けると、1人はほにゃららになった。」
子ども「もうわかった!」
子ども「簡単!」
子ども「答えは9です。」
あと、もう1〜2問出し、
先生「何で答えがわかるのかな?となりの子と話し合ってごらん。」
話し合いをさせた後、発表させます。
子ども「九九になってる!」
先生「どういうこと?」
子ども「例えば、15÷3だったら、3に5をかけて15。18÷2だったら、2に9をかけて18になる。」
他の式もわる数と答えをかけると、わられる数になるか確かめます。
先生「本当だね!九九の関係になっているね。じゃあ15÷3は、何の段の九九を思い浮かべて答えを出すの?」
子ども「3の段!」
先生「18÷2だったら?」
子ども「2の段!」
先生「20÷4だったら?」
子ども「4の段!」
答えは、わる数の九九で求められることを確認します。
まとめた後、練習問題を行う。
先生「では、まとめます。」
まとめは、
「15÷3の答えは3のだんの九九でみつけることができます。」
としました。教科書と同じです。
その後は、練習問題をいくつかして終わりです。
下は板書計画です。
ご意見頂けたら幸いです。
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