実践報告です。
円の授業の導入です。
↓下のスライドを見せます。↓
先生「玉入れをします。どこから投げたい?」
子ども「真ん中かな。」
先生「何で?」
子ども「近いから。」
子ども「近いと命中しづらいから、遠いとことがいい。」
子どもたちは好き好きに言います。
ふたつめのスライド
↓次のスライドを見せます。↓
先生「②を見てください。どこから投げたい?」
子ども「やっぱり近いところ。」
子ども「角から投げたら入りそう!」
先生「そっかぁ。人気のある場所なら、取り合いになりそうだね。ケンカにならないように玉入れするなら、どんな形に並べばいいかな?」
子ども「まる!」
子ども「円!」
円という言葉が出ても、「なるほど〜」と軽〜いリアクションに留めておきます。
3つめのスライド
↓次のスライドを見せます。↓
先生「じゃあ、③のような丸い形でもいい?」
子ども「ちがーう!」
子ども「きれいなまる!」
先生「きれいなまるってどんなん?」
子ども「きれいなんって…。」
子ども「ボールのような…。」
先生「なるほどな〜」
最後のスライド
↓次のスライドを見せます。↓
先生「④のようなやつかな?」
子ども「そうそう!」
↓そして、イジワルで次のスライドを…。↓
先生「かごは、この位置でいい?」
子ども「ちがーう!真ん中!ど真ん中!」
↓そして…↓
先生「この位置でいい?」
子ども「そうそう!そこ!」
先生「これだと、何でケンカが起こらないの?」
子ども「真ん中から、距離が全部一緒になるから。」
先生「実は、今日の勉強は、このまるの形についてなんです。さっき言ってくれた、真ん中から距離が全部一緒になってできる形をまるではなくて、円といいます。」
教科書に載っている正しい言葉でノートにまとめていきます。
先生「③の形は、円って言っていい?」
子ども「ダメ。真ん中から距離がバラバラだから。」
円を描く体験をする。
先生「真ん中から全部同じ距離ということをいかして、こんな簡単なもので円がすぐ描けます。」
教科書の後ろについているものさしのようなものを見せます。↓
一人一人にがびょうを渡し、描き方を説明して自由に描かせます。
ノートだけだと貫通するので、教科書を敷いて使わせました。
この作業、結構苦労しました。
針を怖がる子がいたり、がびょうがなかなか刺さらない子がいたり…。
でも、根気強く机間巡視して何とかみんな円を描くことができました。
最後は長さを変えて、楽しく円をぐるぐる描いていました。
導入はここまで。
円のそれぞれの名称は、次回に紹介していきます。
ご意見頂ければ幸いです。
3年算数「円」の授業で使える、複雑な模様のプリント