前回の導入では、資料を表に整理し、「正」の字よさに気づくことができました。
今回は棒グラフが登場します。
教科書では、第2時は棒グラフの読み方がメインになっていますが、私はグラフをかくことと読むことを一緒に指導しました。
では、実践報告です。
今回の流れです。
- 前回の復習をする。
- グラフをかく。
- グラフのよさを知る。
- 多い順に並べるよさを知る。
- 少ないものはその他でまとめる。
- グラフを読みとる。
- まとめ
1.前回の復習をする。
前回の導入で行った「毎月1日のたこ焼き屋で何が売れたか」の流れで、今回も「8月1日のたこ焼き屋で売れた商品」を表に整理していきます。
下の絵に書いてある商品をバラバラに読み上げていきます。
2.グラフをかく
先生
「今回はこの表を、こういったグラフにしていきます。」
先生「見たことある?」
子ども「国語の授業で出てきたー!」
先生「このようなグラフを何グラフというか知ってる人?」
子ども「棒グラフ!」
国語の「しりょうで分かる小学生のこと」の単元でも棒グラフが出てきました。
先生「ちなみにこのグラフは何のグラフか分かる?」
子ども「7月1日にたこ焼き屋で売れた商品の数」
先生「何でわかるの?」
子ども「書いてあるー!」
先生「横には何が書いてあるかな?」
子ども「商品の名前」
先生「たての数字は何を表しているかな?」
子ども「売れた商品の数」
先生「何でわかるの?」
子ども「かっこの中に単位が書いてある。」
といった具合に、棒グラフにかいてある情報を一問一答で確認していきます。
先生「じゃあ、今日はさっき整理した8月1日に売れた商品を棒グラフにしていくよ。」
ということで、ひとつひとつ確認しながら棒グラフを完成させていきます。
ワークシートを作成しました。
①の方眼にグラフをかいていきます。
3.グラフのよさを知る
先生
「グラフがかけたけど、グラフにすることで何かいいことがありますか。」
子ども「表よりもちがいがわかりやすい。」
子ども「パッと見ただけでちがいがわかる。」
4.多い順に並べるよさを知る。
先生
「もっとわかりやすくなる方法があります。」
数が多い順に並べたグラフを見せます。
先生「さっきのグラフと何が違うかな?」
子ども「数が多い順番に並んでいる。」
先生「数が多い順番に並んでいるよさは何かな?」
子ども「さらに見やすくなる。」
5.少ないものはその他でまとめる。
先生
「ソーダやコーラ、カルピスは数が少ないね。数が少ないものはまとめます。」
以上のことをふまえて、グラフを②の方眼にかきなおします。
先生「まとめたものは、数が他より多くなっても最後にします。」
6.グラフを読み取る。
先生
「このように、グラフにするとちがいが分かりやすくなるので、いろんなことに気づくことができます。例えば
子ども「長さが2倍だ!」
あとは、子どもがいろいろと気づいたことを発表していきます。
7.まとめ
先生
「今日は棒グラフを学びました。そして、棒グラフのよさも学びました。今日のまとめだけど、『棒グラフにすると』のあとに続く言葉を考えて下さい。」
子ども「棒グラフにすると、ちがいがわかりやすくなる。」
これで、今回の授業は終了です。
棒グラフという、新しいことを学ぶ中、教え込み中心になりました。
問いを与えることで、棒グラフのよさを考えてもらうことにしました。
ご意見頂けたら幸いです。