研究授業で行った実践です。
大学の先生にもアドバイス頂き、発問を精選することで、めあてに向かって活動させることを目標としました。
では実践報告です。
まずは導入
先生「四角形があります。いくつの棒でできていますか。」
子ども「4本。」
先生「2つの場合は?」
子ども「8本。」
先生「じゃあ、四角形3この場合は?」
子ども「12本。」
以下、四角形6この場合までリズムよく聞いていきます。
先生「四角形が1つふえるたびに棒の数は何本ずつふえる?」
子ども「4本ずつ。」
先生「増えていく数がきまっているから、全体の棒の数が求めやすいね。四角形が6この時、式はどうなる?」
子ども「4×6=24」
いよいよ今日の課題
先生「では、今度はこのようにつなげます。四角形が何こ見える?」
子ども「6こ。」
先生「棒を数えて。」
実際に指で数えさせます。ここでは答えは聞きません。
先生「せっかくの算数なので、今日は、6こにつないだ四角形の棒の数を、きまりを見つけて求めていきます。」
さきほどの導入の作業で、子どもたちに「きまり」のイメージがちょっとできたのではと思います。
ノートに、「きまりを見つけて」と書きます。
先生「四角形ひとつだっら棒の数は〜?」
子ども「4本!」
先生「2つなら?」
子ども「7本。」
先生「3つなら?」
子ども「10本。」
先生「4つなら?」
子ども「13本。」
先生「四角形がひとつ増えるたびに、棒は何本ずつ増えてる?」
子ども「3本ずつ増えてる。」
先生「そっか。じゃあ、四角形が6こだと3×6で18本かな。」
子ども「違うー!」
先生「え?でも、3こずつ増えてるんだよね。」
スライドと同じ6こつながった四角形の図を、子どもたちに渡します。
先生「なぜ3×6がダメなのか、考えを書いて。」
3こずつ増えていくことを強調し、なぜ3×6がダメなのかと問いかけることで、課題を焦点化しました。
なので、子どもたちが書いた考えにも、
「はじめの1本を足さないといけない。」
「はじめの四角形は4本だけど、2つ目からは、3本ずつ出せば四角形ができる。」
と、「3」というきまりの中でノートに考えを書くことができました。
この後、考えをもとにペアトークをし、発表させました。
長くなったので、後半に続く!
5年算数「変わり方を調べよう(2)」指導実践報告 後編