たった2行の詩。
「一体どうすればいいの?」
と思いましたが、教科書に書いてある
「言葉の使い方や書き方から、雪のどんな様子が思いうかぶでしょう。」
をもとに、授業を組み立ててみました。
では、実践報告です。
頭の中で浮かんだイメージを発表させる。
「雪 三好達治」を音読します。
そのあと、頭の中で浮かんだイメージを発表させました。
周りの様子。
家の場所はどんなところか。
どんな雪が降っているか。
太郎と次郎はどんな関係か。
また、太郎と次郎はどんな人なのかなど…。
短い詩の中にも、子どもたちはいろいろな想像をしていました。
↓子どもたちの発言です。↓
「いなかにある。」
「山に囲まれていて、家がぽつんとある。
「自然に囲まれている。」
「静か。」
「夜で、真っ暗。」
「周りは静か。」
「ぼたん雪。」
「ゆっくり雪が降っている。」
「たくさん雪が積もっている。」
「太郎と次郎は、兄弟」
なかには、
「太郎と次郎は、犬!」
という意見もありました。面白かったです!
イメージをもとに音読させる。
先生「じゃあ、そんな様子を音読で表すと、どんな読み方がいいかな?」
子ども「ゆっくり読む。」
子ども「小さな声で読む。」
いろんな意見が出てきたので、
先生「じゃあ、音読するときに使える技をまとめていこうか。」
と言って、子どもたちの意見をもとにまとめていきました。
・間をあける。
・気持ちをこめる。
・声の強弱に気をつける。
・はやさに気をつける。
・リズムに気をつける。
・作者になりきって読む。
・自分が想像したことを思いながら読む。
・登場人物になりきって読む。
いろんな意見が出てきました!
いろいろ考えているなぁと、感心!
読む時のポイントを書き込む。
教科書に、音読のポイントを書き込みます。
間をあける時は、「◯」の数で表したり、「ゆっくり静かに読む。」など、自由に書き込ませました。
そのあと、音読発表です。
発表は、はずかしくてはじめは2〜3人しか手が挙がりませんでしたが、盛り上がると、たくさんの子が手を挙げてくれました。
全体発表に前に、班で読みあってもよかったかなと思いました。
2行の詩だけど、結構盛り上がりました。
残り二つの詩もこんな調子で指導できたらと思います。
ご意見頂ければ幸いです。
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