「導入」は比べないといけないのか。
教科書は東京書籍です。
ここまで、「単位量」「速さ」を指導してきました。
そして、ついに「割合」に突入です!
さて、この3つの単元ですが、導入がどれも似ています。
3つとも、いくつかのものを比べながら「単位量」「速さ」「割合」に気づかせるといった内容になっています。
「単位量」は、うさぎ小屋を比べる。
「速さ」は、走者の速さを比べる。
「割合」は、バスケットのゴール確率を比べる。
(また比べるのか…)
と、この「比べる」といった行為に、少し後ろ向きになってしまいました。
教科書の導入で割合を進めると…。
例えば、教科書の導入では、
3試合目は0.8の割合でシュートが入った。
4試合目は0.75の割合でシュートが入った。
だから、3試合目の方がシュートがよく入っている。
となります。
これで、子どもたちに割合を実感させられるかというと、自分の技量では無理だな〜と思ってしまいます。
もちろん、比べることで子どもたちの意見を拾いながら、それぞれの単元のポイントに気づかせるのも大事だと思います。
しかし、「割合」って、比べなくても生活の中にゴロゴロ転がっているような気がしませんか?
例えば…
・ジュースの果汁が20%。
・ごはんの大盛りは1.5倍。
・宝くじの当選確率は1%
・スプラトゥーンで色をぬった面積は55%。
など。
そんな身近なものを使って、導入を組み立ててみたいと思いました。
それで選んだのが、以前記事にした「カレー」です。
5年算数「割合指導実践」割合をカレーにたとえて教える?
教科書の内容に入る前に、ある程度、割合の知識を入れることで無理なく学習に進めていけたらと思っています。
ご意見頂けたら幸いです。
↓割合の指導実践に続く!↓