ICTを使って実践してみました。
今回は、スライド、そしてロイロノートを使って実践してみました。
はじめはスライドをモニターで見ます。
先生「↓この大きさを分数で言える人!」
子ども「2分の1」
先生「↓この青い方は?」
子ども「3分の2」
先生「↓これを合わせると、どれだけの大きさになるのかが今日のめあてです。式はどうなるかな?」
子ども「2分の1たす3分の1」
黒板に式を書きます。
先生「今までの分数の計算と違うところはどこかな?」
子ども「分母が違う。」
先生「そうだね。この違う分母同士を合わせるとどれだけの大きさになるか、ロイロノートを使って、分どの確認してみましょう。」
↓スライドの流れです↓
ロイロノートを使う。
子どもたちにタブレット端末を1台ずつ配り、子どもたちに上のようなシートを配布しました。
2分の1と3分の1を合わせた形は、動くようになっています。
↓動画でご確認ください。
先生「2分の1と3分の1を合わせた形がどの円に合うのか、動かしてためしてみてごらん。」
そして、ロイロノートで作業を行います。子どもたちも楽しそうに形を合わせていました。
↑これは合わない。
↑おしい!
↑これがピッタリ!
先生「2分の1と3分の1を合わせた形はどれだけの大きさと言えますか?」
子ども「6分の5!」
先生「なるほど。2分の1たす3分の1は6分の5ということがわかりました。円を6つに分けると、ピッタリだったね。」
計算のしかたを考える
先生「分母の違う分数のたし算を計算するとき、毎回こうして図で考えるのは大変だよね。」
子ども「たいへーん」
先生「計算のしかたを考えないといけませんね。分数のたし算、ひき算は分母の数が同じでないと計算できなかったね。今回、何等分した円の上でピッタリになった?」
子ども「6等分」
先生「2分の1の大きさ、3分の1の大きさ…。この6等分の円の上ではどうなっているかな?」
子ども「6分の3と6分の2…。あ〜なるほど〜。」
先生「ちゃんと説明できる人いるかな?」
子ども「2分の1と3分の1を分母が同じになるように形を変えると、計算できる。」
先生「2分の1と6分の3。どちらも大きさの等しい分数だね。大きさを等しい分数にするとき、きまりはどうだったっけ?」
4年生で習った、同じ大きさの分数のきまりを確認します。
最後に計算のしかたをまとめました。
練習問題
5分の1たす2分の1といった簡単な計算を2問くらい、確認しながらはじめました。
「お互い何倍ずつしたら等しい分母になるかな?」
「分母を2倍したから分子も2倍しないといけないね。」
など、いろいろな声かけをしながら進めました。
「最小公倍数を求めたらいいやん!」
という声も出てきましたが、「そうだね〜」というぐらいにし、深くは取り扱いませんでした。
授業を終えて 次の授業の展開
今回は、ICTを使い、視覚的に量の感覚がわかればと思って、授業を組み立ててみました。
今回の授業で全てを理解するのではなく、なんとなくこうやって計算するんだということがわかればオッケーぐらいにしています。
今後の流れは、分母のちがう分数同士の計算の準備として、大きさの等しい分数や通分などしっかり練習してから計算の定着を進めていけたらと思っています。
今回の授業の教材はこちら。
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