めあてが「せつめいのくふうについて話し合おう」です。
話し合うために、まずこの説明文がどのような構成になっているのか読み取っていきます。音読を十分した後、
1 「はじめ」「なか」「おわり」にわける。
これまで説明文を指導する度に「はじめ」「なか」「おわり」に分ける作業をしてきたと思います。それぞれの役割は何なのかを問いながら、わけ進めていければと思います。ちなみに「はじめ」は①②段落、「なか」は③④⑤⑥⑦段落、「おわり」は⑧段落です。
「はじめ」・・・あらまし これから説明するものの簡単な説明
「なか」・・・具体的な例
「おわり」・・・まとめ 筆者の感想
2「はじめ」はそれぞれの段落で何を伝えているのか、簡単に要約する
「〜な大豆」という形で要約させます。
①段落なら「いろいろな食品に姿を変えている大豆」でしょうか。
②段落は「おいしく食べるくふうをされてきた大豆」でいいと思います。
そのあと、②段落のあとに「問い」が隠れていることにふれます。「問い」については、「こまを楽しむ」でふれています。
「この後③段落で、詳しく工夫について説明するんだけど、どんな問いがあればいいかな?」と発問します。
答えの例として「いったいどんなくふうがあるのでしょうか」でいいと思います。
3「なか」を要約する
本文は③④⑤⑥⑦ともに、それぞれ同じリズムで大豆のくふうを説明しています。
例えば③なら、「そのままいったり、にたりして、やわらかく、おいしくするくふう→豆まき豆・に豆」といった感じに、工夫のあとにそれが何に変わるのか説明しています。このことに気づかせます。
以下、④⑤⑥⑦ともに同じリズムで要約させます。
4「おわり」に何が書かれているのか詳しく見る。
「おわり」には、まとめと作者の感想が書かれてあります。それが書かれているところに線を引かせます。
まとめ・・・大豆はいろいろなすがたで食べられている。
作者の感想・・・昔の人々のちえにおどろかされる。
ちなみに「なか」で感想を述べるのは、説明文的にNGです。感想は必ず「おわり」で述べます。
以上までが、めあてに入るまでの本文の読み取りです。