4年算数「わり算の筆算」第1時「80÷4」を教える(指導の流れ)

4年生になると、いよいよわり算も筆算の登場です。導入を大切にして、苦手意識を減らしていきたいです。

東京書籍の教科書では、わり算の筆算の導入を「80÷4」の問題にしています。

ここで「10の束を8こ作って4でわる」ということを子どもにしっかり理解させることが、今後教える筆算の考えにつながります。そういった意味でも、簡単なように見えて、とても大事なところだなと思いました。

では、実践報告です。

先生「今から折り紙を4人でわけます。かなりの枚数があります。」

下のような図を表示します。

 

児童「すぐ分けられるよ。」

先生「分けに来てください。」

簡単ですよね。シンプルです。

先生「何枚を4人で分けましたか?」

児童「80枚を4人で分けました。」

先生「式は?」

児童「80÷4です。」

先生「答えは?」

児童「20枚です。」

先生「初めてこんな大きな数をわり算にしたけど、なんですぐ分かったの?」

児童「10ずつ分かれていたから。」

先生「10ずつ分けると、何がいいのですか?」

児童「束になるので分けやすい。」「束になっても10、20、30…と数えやすい。」「束にすると、8÷4になるから計算しやすい。」

先生「もし、折り紙がこんな風に出てきたらどうする?」

児童「数えにくい。」「数が何枚かわからないから、1枚1枚渡さないといけない。」

と、10ずつ束にするメリットを強調しました。

先生「ノートにまとめます。」

ノートに書くときは、図も一緒にかかせます。

 

次は定着をはかり、類似問題を行います。

先生「次の問題。折り紙90枚を3人で分けたいけど、どんな式になる?」

児童「90÷3です。」

先生「どのようにすれば、解きやすくなる?」

もうここまでくれば、10の束を作ることを意識できていると思います。

児童「90を10ずつ束にします。」

先生「じゃあ、式・図・答えのセットで書きなさい。」

そして、まとめです。

 

と、穴埋めにしました。

ここまでくれば、今日何をしたかわかると思います。

入れて欲しい言葉は

「80や90を10の束」

です。

この後、練習問題に入りますが、「120÷4」や「200÷5」などの問題は要注意です。苦戦している子が出てきました。「どうすれば考えやすいか」と問い、「10の束を作る」ということを確認しながら、1問1問ていねいに進めていきます。

早くできた子には、「 自分に説明しなさい」と指示し、ブツブツと独り言のように言わせます。時間があれば、どのように説明したか発表させます。

 

今回の授業を終えて

子どもの自由や発想を大事にする問題解決学習のような授業ではなく、ややレールに乗せて進めていく授業になりました。

今回の授業は、

  • 大事なポイント「10の束を作る」をしっかり印象付ける。
  • 「10の束のメリットは何か」を考えさせる。
  • 短い時間でテンポよく授業を進めることで、子どもの集中を高める。
  • 「200÷4」のような応用問題を解く時間を確保する。

 

をポイントとして組み立ててみました。

次の授業の「600÷3」や、一番のポイント「72÷3の筆算」を考える時の基礎になる、大事なところです。

 

ご意見いただけたらありがたいです。

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