5年算数「平均」指導実践報告「ならす」の意味を図で理解する!

では指導実践です。

先生「どこかで『平均』という言葉、聞いたことあるし、知っている人もいるんじゃないかな?今日は、この『平均』について詳しく勉強していきます。」

①「ならす」を知る。

ほぼ知っている前提で進めていきました。

先生「平均の勉強を進める前に、知っておいてほしい言葉があります。」

↑先生「ガタガタの土を…。」

↑先生「土の量を変えずに…。」

↑先生「平らにすることを…。」

↑先生「『ならす』といいます。」

②ならしてみよう。

↑先生「では、つぎのような積み木があります。これもならしたいけど、どうしよう?」

実際に積み木を使って、操作させます。

BとDの積み木から、何個かAとCに移動させ、ならしていました。

そのあと、スライドを使って「ならす」の意味を再度確認します。

↑「高さの違う積み木を…。」

↑「積み木の数を変えずに…。」

↑「高さをそろえることを…。

↑「『ならす』といいます。」

と、何度も「ならす」を確認しました。

③本題

いよいよ本題です。

↑先生「次は、ジュースの量をならしていきます。さっきの積み木みたいに、多い量のところから分けていく?」

子ども「それは、むずかしいなぁ。」

先生「誤差がでそうだよね。どうすれば、うまくならすことができるかな?」

ならし方に気づいた子もいますが、ここでヒントです。

↑先生「この大きな容器があればどうだろう。」

子ども「う〜ん。」

先生「となりの子とどうやってならすか話し合ってごらん。」

ペアトーク後、発表させます。

ペアトークの時に、「あ〜、なるほど〜。」と納得していた子がいたので、その子を当てました。

子ども「おおきな容器に全部ジュースを入れたあと…。」

先生「あ、ちょっと待って。」

↑先生「こういうこと?それから?」」

子ども「均等に分けていく。」

先生「全部の量はどれくらいあるの?」

子ども「量が書いてあるから、たせばわかる。」

先生「それからどうする?」

子ども「6つあるからその数で分ける。」

先生「なるほど!それで全部の量をならせそうだね。じゃぁ、今までの流れをまとめていきます。」

もう一度、確認していきます。

↑先生「ジュースを全部大きな容器に入れてたけど、全部のジュースは何mL?」

子ども「480mL。」

↑先生「それをどうするんだったけ?」

子ども「均等に分ける。」

先生「式はどうなる?」

子ども「480÷6。」

先生「じゃあ、ならした時の量はどうなる?」

子ども「80mL。」

↑先生「これでならすことができたね。」

最後にまとめを書いて終わります。

「いくつかの量を等しい大きさにならしたものを、平均といいます。」

「計算の式は、かっこを使って1つの式にした方が高学年らしいね」といい、1つの式にすることを伝えました。

このあと、練習問題や計算ドリルをして終わりました。

時間もかけず、サクッと終わりました。

このスライドをICTバージョンにしました!↓詳しくはこちらの記事で!

5年算数「平均導入」指導実践 ICT教材を実践し、たのしく授業!

2 COMMENTS

はる

すっごくわかりすいですね!

段階を踏んでて、子どもたちが自分たちで見つけた!解決した!

という流れになっていて。

こういうスライドは、絵から自作していらっしゃるのですか?

3年生のスライドをいつも参考にされていただいています。

ありがとうございます

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黒田 ネコ助

コメントありがとうございます!
スライドはイラストレーターというソフトを使って作成しています!
また、イラストレーターに関する記事もアップできたらと思っています。
これからもよろしくお願いします!

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