5年算数「小数の倍」指導その3 もとの量から比べられる量を求める

では、指導していきます。

これまで通り、関係を整理しながら進めます。

そして、教科書の問題では、「赤、白、青、黄」の4本のテープが一気に登場しますが、これも2つの量の中での関係にし、問題を改編します。

問題です。

赤と青のテープがあります。赤は5mです。赤のテープをもとにすると、青のテープは3.5倍です。

青のテープは何mですか。

これですっきりしました。

赤と青のテープの関係を整理します。

先生「何のテープが出てきましたか。」

子ども「↓赤と青。」

先生「長さはわかる?」

子ども「赤は5mだけど、青はわからない。」

先生「青は何て書こうかな。」

子ども「□。」

先生「↓そうだね。この問題は、青のテープの長さを求めるんだね。」

先生「何倍かの関係を整理するけど、わかりやすいのは?」

子ども「青。3.5倍って書いてある。」

先生「赤のテープは?」

子ども「↓もとだから、1倍!」

これで関係が整理できました。

数直線に表す。

これをもとに数直線に表します。

↓青が何mからかわからないので、何倍の関係から書きます。

↓長さの関係を書きます。

↓あとは、これをもとに計算するだけです。

1×3.5=3.5だから、

5×3.5=17.5。

答え 17.5mです。

黄のテープを求める。

問題です。

赤と黄のテープがあります。赤は5mです。赤のテープをもとにすると、黄のテープは0.6倍です。

青のテープは何mですか。

黄のテープも流れは同じです。

↓まずは、関係の整理をします。

次に数直線に表しますが、1より小さい値なので、数直線上では注意が必要です。

下の図は、数直線上の関係が反対になっています。

↓これで正しくなりました。

↓これをもとに式を組み立てます。

1×0.6=0.6だから

5×0.6=3

答え 3m

関係を整理し、数直線で表すとラクです!

その4に続く!