とても重要な4月の参観!
年間に数回ある参観の中で、4月の参観はとても大切です。
保護者は「今年の先生って、どんな授業するんだろう」と、興味を持って見に来ます。
子どもだけ見てるなんてとんでもない。
先生の技量も見られています。
途中で廊下でしゃべられたり、ほかのクラスに行かれたら、こっちもテンション下がります。
もし、このはじめの参観で印象がよければ、保護者との関係においてプラスにスタートすることができます。
じゃあどんな授業をすればいいの?
一番オススメなのは国語です。
うまく組み立てたら、子どもたちの活動中心に授業ができます。
私は参観を3つのパーツに分けて組み立てます。
- 普段授業でやっている取り組み(5〜10分)
- 本日の課題(20〜30分)
- お楽しみコーナー(5〜10分)
以下、その3つについて説明していきます。
1.普段授業でやっている取り組み
参観までに約2週間ほど時間があると思います。
新しいクラスになって、もう参観の準備が始まっていると思ってください。
参観前日に何しようかなとあわてて準備した授業は、子どもたちに見透かされてしまいます。
また、普段の授業で出てこない「たんざく」などをペタペタはるのもNGです。
もし使うなら普段から使うべきです。
使い慣れていない教具に、子どもが戸惑います。
そんな様子を、保護者も感じます。
そんなことにならないように、この2週間の間に授業のシステムを作り上げます。それを参観に取り入れます。
私は、国語の授業のはじめは、漢字ドリルの例文が書いてあるページを読むことからスタートしています。
先生「漢字ドリル◯ページの①から⑩読んでくれる人!」
と言って、2人くらい当てます。そのあと、みんなで一斉に読む。
このシステムが出来上がっていたら、子どもたちは何をするのかわかっているので、授業が始まったと同時に手を挙げています。
そのつぎは、新出漢字を勉強します。
書き順の確認・4年生以上なら辞書で意味確認・漢字の形で気をつけることなど、自分なりのシステムを作り上げていきます。
↓例えば空書き、辞書引きなどをこの2週間で徹底します。
これを見た保護者は、
「あ、今年の先生はこうやって教えていくんだ。」
「システムでちゃんと子どもが動いているな。」
と、思ってくれるはずです。
保護者を巻き込む!
先生「今日はせっかくの参観だから、おうちの人に書き順をチェックしてもらいましょう。」
と言って保護者の方を向き、指を出して書き順を空書きします。
こうして、保護者を巻き込みます!
ここまで約10分!
辞書を引く姿。空書きをしている姿。漢字ドリルにていねいに書く姿。
手を挙げなくても、活動している場面を見てもらえます!
この後、本日の課題を行います。
長くなったので、続きはまた後編で!
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