学級懇談会を充実させよう!
授業参観のあとの学級懇談会。
参観の授業を組み立てるの精一杯で、懇談の準備がおろそかになることもよくありました。
しかし、懇談がうまくいけば、保護者との距離もちかくなるし、信頼も勝ちとれると確信しています。
今回は、懇談のコツについて紹介していきたいと思います。
懇談あるあるを考える。
まずは、懇談に出席する保護者の気持ちになってみましょう。
対して興味のない話を45分つらつら〜っと聞かされます。
まして、4月の参観はPTAの学級委員を決めることもあります。
そんな何のメリットもない懇談に参加するなら、帰ろうかとなるのが当然です。
すると教師も、
「人があまり来なかったら、懇談に力を入れても意味ないな。」
と思って手を抜いてしまいます。
来てくれた人に、喜んでもらえるように。
とは言っても、わずかな人数でも懇談に残ってくださいます!
その方達を大切にしないといけません!
保護者の方も我が子のためとはいえ、わざわざ足を運んで下さっています。
ちょっとでも「来てよかった」と思って帰ってもらうのが、教師としての務めだと思います。
では、どうすればよいのか。
教師のプロフィールを紹介する。
特に4月の懇談では、一体教師が何者のかが知りたいはずです。
私は年齢や生い立ち、趣味、特技、影響を受けたもの、好きな言葉、小学校時代などを、少し冗談や笑いを交えて簡単にスライドで紹介します。
こうすることで親近感をわかせます。
学級の取り組みを写真や動画で紹介する。
懇談を話やレジメだけで進めるのは、保護者にとっても苦痛でしかありません。
学級の取り組みを紹介するなら、その取り組みを行っている様子の写真や動画を見せるのが効果的です。
ノートに力をいれているなら、子どもたちのノートの写真を。
音読に力をいれているなら、音読をしている動画を。
他にも、係活動やそうじ、給食の準備をテキパキがんばっている様子、中休みでみんなで元気に遊んでいる様子、朝の会で健康観察を元気に返事している様子など…。
参観だけではわからない、普段の子どもたちの様子を写真や動画で見せます。
写真があれば、子どもたちのエピソードも話しやすくなります。
ちなみに、私はiPadをテレビにつないで紹介しています。
学習内容を紹介するのも写真で。
「今年は、わり算を勉強していきます。」
と、口頭で紹介するより、教科書を写真でとって紹介した方が効果的です。
話す時も、こんなところに気をつけてほしいと説明することができます。
準備の時間も短時間で。
このように、写真や動画で構成していくと、「何を話そうかな…。」と、悩む心配はありません。
だって、写真や動画を準備するだけなので、短時間ですみます。
ただ、紹介したい写真がありすぎて、たくさん見せようとした時、間延びして退屈される保護者の方がたくさんいらっしゃいました。
見せる時は、「もう少しみたい」くらいで留めておくのがちょうどいいと思います。
楽しい懇談を!
保護者の方から
「楽しい懇談会でした。ありがとうございました。」
と、お礼のお手紙をいただくこともあります。
せっかく懇談。
お互いにとって楽しい場になるように工夫していきたいものです。
また、他にもいろんな懇談の仕方があれば、是非教えてください。
ご意見頂けたら幸いです。
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