「観察」をキーワードに作文意欲が倍増! 小学校作文指導のコツ10

「描写」より「観察」というフレーズが、子どもたちにささりました!

子どもがよく書く作文。

「昨日遊園地に行きました。ジェットコースターに乗りました。おもしろかったです。」

なるほど。たしかに作文です。でも、おもしろみがありません。これだとただの報告文です。

そんな作文を書く子に対して、

「ジェットコースターに乗った時、何が見えましたか?景色は?となりの人の様子は?自分の体は?」

と、周りの様子、つまり描写して書くように言います。

ただ最近、この「周りの様子」「描写」という言葉に対して、子どもたちがあまりピンときていないのではと、思い始めました。

うーん、なにかいい表現ないかなーと思って、

「そうだ、観察するはどうだろう!」

と、ひらめきました。

記憶の中のまわりの様子を観察する。

「周りの様子を観察して、箇条書きに書いてごらん。」

というと、あれよあれよいっぱい出てきました。

  • 新幹線みたいな形をしている。
  • 色は青色で、白の線が入っている。
  • はじめはゆっくり動く。
  • 自分の足が震えている。
  • 音がゴゴゴーと鳴っている。
  • キャーという悲鳴が聞こえる。
  • まわると景色が逆さに見える…

実際は記憶の中にあるジェットコースターを観察しているのですが…。でも、どうやらいろんな発見ができたようです。

なかなか効果があるのでは?と、ちょっと感触をつかんでます。

続けて見ようと思います!

今回はここまで!

第11回に続きます!

表現技法の使いすぎに注意!小学校作文指導のコツ11 

個性ある作文はいいけれど、表現技法の適切な使い方とは!?

そんなお話です!

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