「描写」より「観察」というフレーズが、子どもたちにささりました!
子どもがよく書く作文。
「昨日遊園地に行きました。ジェットコースターに乗りました。おもしろかったです。」
なるほど。たしかに作文です。でも、おもしろみがありません。これだとただの報告文です。
そんな作文を書く子に対して、
「ジェットコースターに乗った時、何が見えましたか?景色は?となりの人の様子は?自分の体は?」
と、周りの様子、つまり描写して書くように言います。
ただ最近、この「周りの様子」「描写」という言葉に対して、子どもたちがあまりピンときていないのではと、思い始めました。
うーん、なにかいい表現ないかなーと思って、
「そうだ、観察するはどうだろう!」
と、ひらめきました。
記憶の中のまわりの様子を観察する。
「周りの様子を観察して、箇条書きに書いてごらん。」
というと、あれよあれよいっぱい出てきました。
- 新幹線みたいな形をしている。
- 色は青色で、白の線が入っている。
- はじめはゆっくり動く。
- 自分の足が震えている。
- 音がゴゴゴーと鳴っている。
- キャーという悲鳴が聞こえる。
- まわると景色が逆さに見える…
実際は記憶の中にあるジェットコースターを観察しているのですが…。でも、どうやらいろんな発見ができたようです。
なかなか効果があるのでは?と、ちょっと感触をつかんでます。
続けて見ようと思います!
今回はここまで!
第11回に続きます!
表現技法の使いすぎに注意!小学校作文指導のコツ11個性ある作文はいいけれど、表現技法の適切な使い方とは!?
そんなお話です!