実践報告です。
導入でわり算のおさらいをしながら、さらりとあまりのあるわり算にふれる
12個のビー玉が描いてあるA4くらいの大きさの掲示物を4枚用意します。
1枚目。2こずつわけていきます。
先生「2個ずつ分けるとどうなる?」
前に出て分けてもらいます。
2枚目。
先生「では、3個ずつ分けるとどうなる?」
同じく前に出て分けてもらいます。
3枚目。
先生「では、4個ずつは?」
またまた前に出て分けてもらいます。
4枚目。
先生「では5個ずつは。」
前に出て分けてもらいます。
もちろん、2個残ります。
先生「全部分けることができなかったね。わり算には、全部を同じ数で分けきることができる場合と、そうでない場合があります。今日から同じ数で分けるとあまりが出てしまうわり算を勉強します。」
本題に入る
ゼリーが14こあります。1人に3こずつ分けると、何人に分けられますか。
先生「さっきのビー玉のように図で表せる?」
子どもたちは、さっきのビー玉で分けたことを見ているので、図もサッとかけました。
先生「14個を3個ずつ分けたらどうなりましたか?」
子ども「4人に分けられて、2つあまった。」
先生「そのことを式であらわすと、こうなります。」
14÷3=4あまり2
本題の問題は、「何個あまりますか」まで書いていませんが、あまり気にしません。
先生「今までのわり算とのちがいは何ですか。」
子ども「あまりが出ることです。」
先生「そうだね。今までのわり算はきっちり分けることができたけど、今回のわり算はあまりが出ますね。」
みんなで式を音読して、読み方を確認します。
類似問題で定着を図る。
15このクッキーを1人に4こずつ分けます。何人に分けられますか。
さっきの問題と同じように、図をかき、式を書きます。
あまったクッキーはどうするの?
たまに
「あまったのなら、何人かの子に分けたらいいじゃん。」
とか
「クッキーを割って平等に分けたい。」
などの意見が出る時があります。
そんな場合は本文に戻ります。
先生「あまりを分けていけない理由が本文に書いてあります。何て書いてありますか?」
子ども「あ、4こずつって書いてある。」
先生「そうです。だから、あまったからといって、1人が1こ余分にもらってはいけないのです。」
最後に
今回は特にまとめることはありませんでした。
類似問題も、時間があればもう一問してもいいかもしれません。
ご意見頂けたら幸いです。
第2時に続く!