では、指導実践です。
↓先生「えんぴつが1束あります。何本?」
子ども「3本!」
↓先生「2束なら?」
子ども「6本!」
先生「どうやって6本ってわかるの?」
子ども「3本と3本で6本!」
先生「なるほど!高学年っぽく言うと?」
子ども「3本が2束で6本。」
先生「式は?」
子ども「3×2」
↓先生「じゃあ、3束では?」
子ども「9本!」
先生「どうやってわかったの?」
子ども「3×3=9」
といった具合に、実際にえんぴつの束を黒板に貼りつつ、子どもたちと何本か確認していきます。
↓先生「じゃあ、これは何本?」
一気に貼りました。
子ども「24本!」
先生「1本ずつ数えた?」
子ども「3×8をした!」
先生「そうだね!今日はある言葉を覚えて帰ってください。みんなが、発表してくれたように、3にある整数をかけてできた数を、3の倍数といいます。せーの!」
子ども「3の倍数ー!」
先生「じゃぁ、3の倍数を小さい方から順番に言ってみようか。」
子ども「3!」
先生「え?3にある数をかけるから一番小さいのは2をかけて6じゃないの?」
子ども「先生、3×1があるよ。」
先生「お!その通り!1があったね!」
と、さりげなくポイントを押さえていきます。
先生「じゃぁ、もう一度小さい方から順番に言ってみましょう。」
子ども「3、6、9…」
すると、「27」でピタッと止まります。3の段の九九が「27」までだからです。
先生「あれ?続きはない?」
子ども「30!」
先生「そうだね!30も3で割り切れるから3の倍数だね!ちなみに3に何をかける?」
子ども「10!」
先生「そうなると、3の倍数は無限にあるね。」
そういいながら、もう少し3の倍数を続けて言っていきました。
あとで、0は倍数にいれないことも押さえ、九九にはなかった13の倍数や100の倍数などを練習問題として扱い、授業を終えました。
実際の指導時間は25分くらいだったと思います。
それなら公倍数も一緒に教えようか…とも思いましたが、ここはあせる気持ちをぐっとこらえ、倍数をしっかりとおさえることを大切に終わりました。
たまには早く終わった方が子どもたちも喜びますよね!
ご意見頂けたら幸いです。
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