リレー指導で気をつけたい、いくつかの注意点をあげておきます。
その1 なるべく走順を変えさせない。
走順を変えてしまうと、渡される人が変わってしまうので、せっかく前後でバトンパスが慣れてきたのに、リセットされることもあります。リードの感覚も変わってしまうので、なるべく走順は変えないようにします。
とはいっても、子どもは変えたがるんですけどね(^ ^)
その2 バトンゾーンから出るときは前後を確認させる。
バトンパスが終わった後、コースから出るときに前後の確認をせず出てしまって、他のランナーとぶつかることがあります。
特に接戦の時は気をつけます。
必ず確認させてからコースを出るように伝えます。
その3 インコースにつめることをせかさない。
バトンをもらう時、インコースが空いていたらつめますが、接戦で詰めさせる先生がいます。
そうなると、いい形でバトンをもらうことができません。
詰めながらリードしながらバトンをもらうとなると、もう子どももバタバタします。
十分差が開いたなというときにだけ、インコースに詰めさせるように伝えます。
その4 タイムを取る。
慣れてきたら、必ず授業の最後にタイムを取ります。前回とどれだけ変化したか比べます。チームの反省材料の一つになります。
4チーム一気にタイムをとるのは難しい場合は、2チームずつタイムをとるのもいいでしょう。
何よりタイムが縮まったら励みになります。
その5 評価はもちろんバトンパス!
走りが速いからだとか、チームが1位になったからという理由で評価が「A」ということはありません。リレーなのですから、バトンパスがちゃんとできたかどうかで評価します。
リードがとれたか。
渡す側を見ずにパスがもらえたか。
バトンはちゃんと持ち替えられたか。
など、いくつか項目を作っておいて評価をします。
もう少しリレー特集続きます!
小学校体育リレー指導⑩「速い子を生かすことが勝利への第一歩!」
小学校体育リレー指導⑪「リードの感覚をつかむためにコーンを利用する」
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文科省のリレー指導もいいいですね!