小学校 苦手な読書感想文の書き方のコツ!無理にかっこよく書こうとせず、まずは型を知ろう!

みんな苦手な読書感想文

我々学校の教師は、夏休みになると、読書感想文を書かせます。

必ず子どもたちからブーイング。

そりゃそうですよ。だって学校で書かせることってあまりないです。書き方を知らないから、子どもたちも書くのをいやがるのは当然です。

文章を書くことが苦手な子にとって、読書感想文はかなりハードルが高いです。

今回、読書感想文の書き方について説明しますが、そういった文章を書くことが苦手な子向けに、「まずこれだけはおさえておこう!」というポイントを説明していきたいと思います。なので、コンクールに出すなどを考えておられる方は、別のサイトを探しください。

書くことはたったの4つ!

「①あらすじ」

簡単に読んだ本のあらすじを書きます。あらすじは書かない方がよいと言う先生もいらっしゃると思いますが、書いた方が文章としてまとまります。感想文を書くのが苦手な子にはオススメです。詳しく書かずに、簡単に書きます。

「ももたろうを読みました。ももからうまれたももたろうが、犬、さる、きじを連れ、オニ退治に行くお話です。」

「②一番印象に残ったこと」

その次に、一番印象に残ったことを書きます。書いたら、なぜそう思ったのか、理由も書きます。

「ぼくが一番心に残ったところは、ももたろうがどんどん仲間を作っていくところです。仲間が増えればオニ退治する勇気もわくと思います。ももたろうは、大事なきびだんごをあげたけど、仲間ができてとても心強かったと思います。」

「③自分だったらどうするか or 似た経験」

②の印象に残ったことに対して、自分だったらどうするかを書きます。書くと、本の世界に入り込んだ雰囲気が出ます。もしくは似た経験を書きます。

「もしぼくがオニ退治に行くなら、ももたろうと同じように仲間を連れていきたいです。たくさんきびだんごを作ってもらって、トラや象やワニとかを仲間にしてオニをこわがらせたいです。」

似た経験で書くと

「ぼくはサッカーをしています。リフティングを練習していますが、一人だとなかなか練習も続きません。でも、ももたろうのように仲間と一緒にいると、とても励みなり、練習も頑張ろうと思います。ももたろうはきっと仲間からたくさんのパワーをもらったと思います。」

「④本を読んで何を学んだか。or この後どうなってほしいか。」

最後はこの本を読んでどう思ったかを書きます。②の一番印象に残ったことと混同してしまう子がいますが、ここではこの本を読んで学んだことを書くと、混同せずに書くことができます。また、この後どうなってほしいかを書くと、最後っぽく締められます。

「ぼくは、この本を読んで、仲間と協力する大切さを学びました。サッカーでも自分勝手なプレーをするのではなく、周りにいるチームメイトと一緒になってゴールを目指していける、そんなサッカー選手になろうと思いました。」

この後、どうなってほしいかで書くと

「最後は無事にオニを退治できてよかったです。仲間と協力して、やっつけたからだと思います。これからはおじいさん、おばあさん、そして一緒にオニをやっつけれくれた犬、猿、きじとなかよく平和に暮らしてほしいと思いました。」

いかがだったでしょうか?ひとまず、この形で書けば、文章が崩れた読書感想文にはならないと思います。夏休み前に一度書き方を指導して、無理なく子どもたちに読書感想文を書かせてあげられたらと思います。

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